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トコテク〜ありのままの自分で生きる根っこを育てる〜

5月29日
読了時間: 4分

更新日:6月2日


本日、全3回の乳幼児イベント

「トコテク」が終了しました。


トコテクは、NPO法人風のアオライとして

初めて開催した乳幼児向けのイベントです。


私たちにとっても、大変学びの多い時間となりました。


今回、私たちが0歳〜3歳向けのイベントを

企画した背景には、普段小中学生と関わる中で

乳幼児期の親子の愛着形成の重要性を

強く実感してきたことがあります。


0歳〜3歳という人生の土台が育まれる時期に

私たち大人がどのように関わるかは

その後の育ちに大きく影響します。



一方で、私たち大人自身も

これまでの教育の影響により

自分よりも相手を優先するようになっていたり

自分の感情に蓋をして本当の気持ちが分かりにくく

なっていることがあると思います。


トコテクでは、まず大人自身が自分の感情に

向き合うところからスタートしました。


目次


1、自分のマイナス感情も大切にする



私たちは前提として

感情に「良い・悪い」はないと考えています。


怒りも、悲しさも、寂しさも。

すべてが大切な「自分自身の感情」です。


しかし、どうでしょうか。


多くの大人は、子どもが滑り台を

怖がっていると「怖くないよ」と言い

転んで痛がっていると「痛くないよ」と声をかけます。


こうした言葉を見聞きしたことがある

あるいは自分自身もそうされて育ってきた

という方も多いのではないでしょうか。


心では「怖い」と感じているのに

大人から「怖くない」と言われると

子どもの中では感覚のズレが生まれ

混乱が起こります。


「痛いのに、痛くない」と言われることも同じです。


怒り・悲しみ・寂しさ・不安・罪悪感と

いったいわゆる「マイナス感情」と

呼ばれるものを無視し続けると自分の

本当の気持ちが分からなくなってしまいます。


トコテクでは、まず大人自身が

こうした感情に気づき、大切にすることを

大事にしています。


なぜなら、大人がマイナス感情を

否定したり避けたりすると、子どももまた

「こうした感情はよくないものだ」と

受け取ってしまうからです。


「ありのままの自分で生きる」とは

できない自分やマイナス感情も含めて

そのままの自分を受け入れて生きることです。


この感覚を0歳〜3歳の時期に育むことは

これからの人生を自分の足で歩んでいくための

大切な土台になると、私たちは考えています。


2、感情と言葉の出どころを探る



トコテクで大切にしていることの一つに

「対話」があります。


特に今回は、「自分との対話」に

重点を置きました。


「なぜ自分は、この言葉を

 子どもに言いたくなったのか?」


「なぜ自分は、こんな気持ちに

 なっているのか?」


そう問いかけていくことで、

自分の本質的な部分が少しずつ見えてきます。


実際に出てきた声の一つに

「せっかく作ったご飯を子どもが食べてくれず

怒りが湧いてきた」というものがありました。


その「怒り」の出どころを探っていくと

「せっかく作ったのに食べてもらえなかった」

という悲しさや虚しさが見えてきます。


表面的な言葉や感情に振り回されるのではなく

もう一歩、自分の内側に目を向けてみる。


そこには、新たな気づきや発見があります。


こうした自分の内面を深く見つめる作業は

一人ではなかなか難しいものです。


だからこそトコテクでは、対話を通して

自分の感情を見つめ、整理していく時間を

大切にしていきました。


3、子どもは楽しむ天才



トコテクでは、子どもたちが本来持っている

好奇心や探究心を、最大限に満たすことを

大切にしています。


そのため、大人なら10分で歩く道のりを30分

時には60分とかけて進んでいきます。


歩きながら見つけた

ダンゴムシを捕まえて観察したり

野イチゴやヘビイチゴを食べ味の違いを感じたり。


子どもたちは、大人がいつの間にか

手放してしまった感性を、今も豊かに持っています。


だからこそ大人の役割は、何かを教えることではなく

子どもたちが自然や生き物、植物とじっくり

向き合えるだけの「余白」を

つくることなのかもしれません。


そして私たち大人もまた、子どもたちと一緒に

自然の不思議さや神秘さを、ただ味わう。


その時間の中で生まれる対話や

感情のやりとりが子どもにとっての

安心感となり自己肯定感の土台となっていきます。


トコテクは、何かを「教える」場所ではなく

子どもも大人も、自分の感覚と丁寧に

向き合いながら、ありのままの自分を感じていく場所です。


その積み重ねが、これからの人生を

自分らしく歩んでいく力へとつながっていくと

私たちは信じています。


河津昇(ずっちー)


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